骨粗鬆症だけじゃない!死をも招く「カルシウム欠乏症」の対策まとめ

 
日本人は慢性的にカルシウム不足だと言われています。
 
それは、カルシウムが吸収率の低い栄養素であり、食べ物から有効に摂取することが難しいから。。。
 
しかも、日本の水は (カルシウム含有率の低い) 軟水なので、海外に比べ、土中の水を吸い上げて育つ植物内のカルシウム量が極めて少ないのです。

 

また、伝統的な和食には乳製品が少ないことも原因の1つ。

 
挙句、

・ストレスを感じて ⇨ カルシウム消費

・スナック菓子や甘いものを食べて ⇨ カルシウムは体外へ

 

気をつけましょう!

 

 

さて、

そんなわけで今回のテーマは「カルシウム」です。

 

 

カルシウムは、人間が生命を維持するためにとても重要な役割を果たしています。カルシウムが不足すると、神経・筋肉・血液・免疫状態にまで悪影響を及ぼしてしまうのです!

歯や骨を形成するだけでなく、体の全ての組織になくてはならない必要不可欠な栄養素といえるでしょう。

 

人体の生命を維持するために…

 

 

そこで、

 

 

 

カルシウムは積極的に摂るようにしよう!

上述したように、カルシウムは歯・骨の材料となるだけでなく、神経の伝達筋肉の収縮などにも作用しています。

また、血液を凝固させて出血を止める作用、ホルモンの分泌、細胞分裂の促進、胃液の分泌調整、鉄の代謝補助などの働きもあるのです。

 

さらに、脳に大切な信号を送る役割もあります。

 

そのため、もし、致命的とも言えるほどのカルシウム不足に陥ってしまったら…

 

・骨軟化症

・骨粗鬆症

 

はおろか、

 

・脳梗塞

・心筋梗塞

 

を招いてしまうのです!

普段から気をつけて、カルシウムを摂取するよう心がけましょう!

 

 

 

カルシウム不足で起こる、カルシウム欠乏症とは?
摂取するカルシウムの不足が何年何十年と続くと、骨中のカルシウムが減り、やがて骨粗しょう症の発症などで表面化してきます。

 
骨密度が減少し、スカスカになって…

様々な病気に繋がっていくのです。

 

総じて、カルシウム欠乏症といいます。

 

 
 

 

カルシウム不足が引き起こす病気とその症状
カルシウム不足によって起こる体の不調には、以下のようなものがあります。
 
骨粗しょう症(骨が隙間だらけになる)

骨、歯が弱くなる(骨密度の低い骨になる)

神経過敏

 

他にも、高血圧・動脈硬化・尿路結石・糖尿病・アルツハイマー病・変性関節症

 

えらいことです!
 
カルシウム不足は、日々の生活の中では全く問題がない…ようにも思われますが、実は、長期的に体をむしばんでいっているのです。

 

 

冒頭で、食物からの摂取率は低いと申しましたが、それでも、もちろん積極的にカルシウムを多く含む食品を摂っていった方がいいんです!

 

以下、カルシウムを多く含む食品を紹介しておきます。

 

 

 

カルシウムを多く含む食品

カルシウムを多く含む食品と効果的な摂取法


健康に必要な栄養素は、できれば食品から摂りたいもの。カルシウムはどのような食品に多く含まれるのでしょうか。

 
大人が1日に必要とするカルシウムの摂取量は約600mg。

 

牛乳1杯200ccにはおよそ200mgのカルシウムが含まれています。

 

 

この200mgのカルシウム、他の食品だとどのくらい食べれば摂取できるのでしょうか。

 
* 牛乳 (コップ1杯)
* プロセスチーズ (スライスチーズ2枚強)
* ヨーグルト 180g(計量カップ1杯弱)
* 木綿豆腐 166g(約半丁)
* 納豆 220g(約4パック)
 
* ひじき 15g(約3分の1カップ)
* ししゃも 5本
* 干しえび 2分の1カップ
* 小松菜 80g(4分の1)

 

 

さあ、どうでしょう。

あなたは毎日これだけのもの、口にしていますか?

 

 

 

カルシウムの吸収率と吸収を助ける栄養素について
くどいようですが、

食品から摂取したカルシウムの吸収率はあまり高くありません。25%から50%程度…

 

なので、吸収を助ける栄養素も一緒に摂る必要性もあるのです。

 

 

◯ カルシウムの吸収にはビタミンDが必要!

ビタミンDは、日光など紫外線に当たることにより体内で作られます。意識的に程度な日光浴を行うようにしましょう!

 

そして、
 
骨中のカルシウムの流出を防ぎ、丈夫な骨を作るには、カルシウム以外の栄養素もまんべんなく摂ることが必要です。

特にタンパク質や、ビタミンDをはじめとする各種ビタミン、マグネシウム・リン・亜鉛などのミネラルをバランスよく摂取しましょう。

 

 

◯ 適度な運動で骨に刺激を与えることも大切です!

できるだけ毎日体を動かす時間を作り、骨を強くしましょう。

 

 

 

サプリメントのススメ

「カルシウムが慢性的に不足している」

「乳製品が苦手」

 

そんな方には、サプリメントは強い味方になります。カルシウムを食事から摂ることが難しい方は、サプリメントを利用してみてはいかがでしょうか。

厚生労働省が推奨するカルシウムの摂取基準は、成人で600mg/日程度とされています。ちなみに上限量は2500mgです。この範囲を守るよう心がけましょう。

 

カルシウムを多く摂り過ぎると、体内のマグネシウムが減少してしまいます (カルシウムとマグネシウムの比率は2:1が最適です)。

 

 

なので、カルシウムのサプリメントには、マグネシウムも一緒に配合されているものを選びましょう。
 

併せて、

ビタミンDも配合されているサプリメントがおすすめです。

 

 

少なくとも、マグネシウム・亜鉛・ビタミンDが一緒に配合されているものがいいでしょう。

 

 

 

カルシウムは摂りすぎに注意

「不足しても困るけど、摂りすぎもダメ?」

 

難しいですね〜

 

くれぐれも、1日600mgを目安に適量摂取を心がけるべしっです!

 

ちなみに、上限量を超えるほどに大量のカルシウムを毎日摂り続けると、腎結石などの生活習慣病の原因となるようです。

また、高カルシウム血症の原因にも。高カルシウム血症の症状としては、のどの渇きや吐き気・腹痛・頻尿・便秘などがあり、あまりにひどくなると命に関わります。

 

 

最後にもう一つ。

以下の薬とサプリメントを一緒に飲むと不具合が起こる場合があります。一緒に飲まないよう注意しましょう。

チアジド系利尿薬、ジギタリス(強心薬)、テトラサイクリン、キノロン(抗生物質)、トロキシン、フェニトインなど。

 

 

もし、普段から常用している薬がある場合は、サプリメントを飲む前に、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

 

 

 

「体の内側が健康でないと、絶対に美しくなれないわ♡」
 
by ミランダ・カー

 

 

それでは ☆

 

 


最終更新日:2017/11/30