ブッダに学ぶ!「怒り」(マイナス思考) をプラスに変える方法

 

仕事、家族、日常生活、人間関係……あらゆる場面で「怒り」を感じることがあるはずですが、あなたはこの「怒り」をどう処理していますか?

外にぶつけていますか?それとも、グッと呑み込んでいますか?

 

そもそも、もっと自由に、「怒り」から離れ、ラクになれる方法はないのでしょうか?

「怒り」は強いストレスであり、誰にとっても切実な問題のはずです。「怒らないようにしよう」と誓ってみたところで、現実にはつい怒ってしまうことばかり……。

 

「怒っちゃダメだ」と頭ではわかっているのに、人はなぜ怒ってしまうのでしょうか?

それは、「怒りの正体が見えていない」からなのです。

 

 

 

 

怒りのほとんどは「理由」がない

危険な目に遭ったり、体に触られたり、といった不快感は、全ての生き物に共通する最も原始的な「怒り」です。これに加えて人間には、「精神的な刺激」による「怒り」というものがあります。

例えば、嫌いな相手の振る舞いや、思い通りに進まない現実への怒り、いつ始まったのか自分もわからない慢性的なイライラなど。

 

 
しかし、不思議な現象ですよねー。物理的な接触はおろか、心が刺激されても怒ってしまうなんて。この「心が刺激されてしまう理由」を突き止めることこそが、「怒らない方法」の決定的なポイントとなります。

 

 

 
 

怒りを克服する3つの対策

 

① 「自分は欲求過剰なんだ」ということをきちんと理解しよう


 
例えば、「もっと高く評価されたい」とか「あの人とは話が合わない」といった不満やストレスは、「貪欲さ」から生み出される「怒り」です。

つまり、相手に「わかってほしい」「こうあってほしい」という過剰な期待や要求が、「怒り」に繋がっていくのです。

 

<対策>

こうした求めすぎタイプの怒りを鎮めるには、「求めすぎているんだなぁ」と客観的に理解する必要があります。このような精神状態を変えないことには何も変わりません。

他人は、自分以上に変わりにくいものなので、自分が変わらなければどうにもなりません。求めすぎず、自分の足元をよく見ることから始めてみましょう!

 

 

② 「過去」にとらわれすぎないようにしよう


 
「怒り」は、過去の「怒り」から新たに作り出されたりします。奇妙な言い方ですが、すでにある怒りが新たな怒りをつくり出しているのです。

例えば、過去にイヤなことがあって、その怒りが残っていたとします。すると、心は執着する性質を持っているので「不快な過去の記憶」や「他人の欠点」などが、「許せない」と反応し、新たな怒りになったりするのです。

 

いわば「怒りの自家発電」状態です。過去の怒りをエネルギーにして、新たな怒りを生んでいる状態なのです。「怒りっぽい人」というのはこの自家発電タイプなんですねー。

 

<対策>

この怒りにも「心の理解」が大事です。「過去の怒りが残っている。でも今は関係ない」とはっきり自覚するしかないのです。心にくすぶっている「感情の残りかす」に支配されることなく、「今」をしっかりと前向きに生きていくよう心がけましょう。

これには、楽しいこと、例えばスポーツとか食事とか、気の合う仲間と飲みに行くなどして、「怒りのお掃除」をするのが一番かもしれません。くれぐれも、「思い出さない」ようにしましょうね。悪い過去の記憶は、思い出すだけ自分がソンです。

 

 

③ 事実と「妄想」は違うということを知ろう

 
例えば、「自分は正しい。相手が間違っている」という思い込みや、他人と比較し優劣にこだわる心理は「妄想」にあたります。さらには、世間をにぎわす事件や話題に、「まったく!」と1人で憤慨している状態も「妄想」して怒っている状態です。つまり、こうした「妄想」にとらわれすぎてしまうと、暗い怒りが募っていくだけなのです。

「小さなことに腹が立つ」「なぜかいつもイライラしている」「最近楽しくない」と悩んでいる人は世の中に多くいるわけなのですが、実はこうした怒りの根っこにあるのは「妄想」なのです。

 

<対策>

「事実と妄想は違う」ということをしっかり理解することです。妄想さえ消え去って現実・事実だけが残れば、革新的に「怒り」が消えてなくなることでしょう。

もちろん、「妄想」を一掃してしまうなんてなかなか難しいことです。でも、妄想さえ捨ててしまったら、多くの怒りは消えてなくなります。

 

 

 

 

ブッダに学ぶこと

 

ある日ブッダは、嫉妬に駆られたバラモンにさんざん悪口をぶつけられるという災難に遭遇しました。周りの人は青ざめたり、激高したりと、騒然となりました。

でも、このときブッダが返したのは意外な言葉でした。

 

「あなたがふるまったごちそうを客人が食べなかったら、その食事はあなたのものになるだろう」と語り、こう続けたのです。

「私は、あなたが差し出す食事 (つまり怒りの言葉) を受け取らない。だからそのまま持って帰るがよい」

 

つまり、「怒り」なんてまずいものを私は食べません(反応しません)よということです。

人の心には、「記憶」「良しあしの判断」「先行きへの不安」「心配」「社会に溢れる情報や話題」など、妄想する材料はいくらでもあります。

 

これらを「ありのままに」のさばらせておけば、「怒り」はいつまでも続くことでしょう。だからこそ、ブッダに学んで「怒りをつくっている妄想」に気をつけるしかないのです。

 

確かに、期待も、求める心も、妄想も、決してマイナスだけではありません。やる気につながったり、仕事や人間関係に改善をもたらしたりと、プラスに働くこともあります。

要は「心の使い方」が大事なのです。怒りをつくっている本当の原因に気づき、正しい心の使い方に戻ることを意識しましょう。こうした心掛けで暮らしていけば、きっと小さな怒りを引きずるようなことはなくなるはずですよ

 

 

 

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