「子供作らず二人で生きる」芸能人カップルの素敵なお話
結婚20年以上になる女優の山口智子さんと俳優の唐沢寿明夫妻には子供がいません。作らなかったのか?それとも出来なかったのか?いろんな噂が巷を賑わせていますが、山口さんは当初、不妊治療を行っていたそうです。
現在は、年齢のこともあり「子供を産むこと」を諦めているようですが、実際にはやはり子供が欲しかったようです。
不妊治療は、身体的にも精神的にも非常に辛いものなので、そんな姿を全く見せてこなかった彼女って本当にすごいですよね。
きっと、旦那さんが忙しい中でも一緒に過ごす時間を確保してくれたからこそ乗り越えてこられたのかもしれません。
そんな事情があるにも関わらず、本音なのか強がりなのか、山口さんはこんな発言をされています。
2016年春、山口智子さんはある雑誌にインタビューでこう語っています。
「私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました。『子供のいる人生』とは違う人生を歩みたいなと。だからこそ、血の繋がりはなくとも、伴侶という人生のパートナーを強く求めていました」
「私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択があっていいはず。」
「もちろん、子供を持って初めてわかる感動もあると思います。」
「でも私にとって、夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は本当に幸せです。」
それでも、根底の部分では「子供が欲しかった」ときもあったに違いないのです。そうでなければ不妊治療などするはずもないのですから。
「デカイ女だなぁ」・・・
一方の山口さんは唐沢さんのことを「日本一顔の小さい男だなぁ」と思ったそうです
そんなお二人ですが、朝ドラ共演をきっかけに交際がスタートし、1995年12月15日、約7年の交際を経てめでたく結婚されました。
1992年、ガムテープと手錠とカメラを持った二人組の男が、宅配業者を装って山口さんのマンションに侵入しました。この時運良く唐沢さんが部屋にいたことでことなきを得ましたが、この事件がきっかけで二人の交際が発覚したのです。
二人とも、もしかしたら大変なことになっていたかもしれない事件に巻き込まれてしまったショックと、週刊誌などのマスコミに追われ続けたことによるストレスでクタクタに…
こんな大変な体験を共有した二人だからこそ、深い絆で結ばれ、たとえ子供ができずとも明るく元気に前向きに暮らしていられるんでしょうね。
しかし、そんな二人にも過去にはとんでもない辛い体験がありました。
唐沢さんが10代の頃、横暴な父親と母親の夫婦喧嘩が絶えなかったそうです。ある日、唐沢さんは夫婦喧嘩に割って入り母親の味方をしました。するとどういうわけか、
「あんたが家を出ていきなさいよ!」
と母親に言われてしまったのです。
新宿行きの電車の中で泣いた唐沢さん。高校2年生のことでした。
山口さんが小学1年生の時に両親が離婚します。山口さんは父に、妹は母に引き取られ、以来、母と妹とは絶縁状態に。
20歳の時、山口さんの希望で祖母と養子縁組をし、戸籍上は祖母が母親となったのです。この時にモデルのアルバイトがきっかけで女優を目指すようになり、祖母の反対を押し切って芸能界入りを果たしました。
1995年の結婚からしばらくして父が再婚し、継母ができました。そうなんです。山口さんは、普通の人が経験することのない、三人の母親の娘として生きているのです。
唐沢さんは山口さんの「笑顔が素敵なところが大好き!」、山口さんは「世界一幸せだと思っています」とコメント。
きっと、我々が知りえないような大変な思いもたくさんされてきているはずなのですが、気さくでさっぱりして飾らないお二人は、いつも明るく本当の幸せオーラを発していらっしゃいますよね!
結婚後も未だにラブラブ!
いやむしろ、日に日にラブラブ度が高まっている二人!
そういえば、二人は既にお互いに対して遺言を書いているそうです。
それでも、山口さんが “一つだけ願いが叶う ” とするならば
「好きな人と同じ瞬間に死なせてください」
・・・
男女分け隔てなく多くのファンから好感を持たれている二人!
お二人の姿は、子供がいたらいたなりの、いないならいないなりの生活を楽しめるってことを世間に示しているんじゃないでしょうか。
これからも、二人仲良くいつまでもお幸せに!