若年性認知症の予防法!「ボケ防止に頭を使え」は間違い?

64歳以下の人が発症する認知症を総じて「若年性認知症」と呼びます。現在日本には4万人ほどが患っていると言われており、認知症は高齢者だけの病気ではないのです。

ストレスが多く、生活が乱れがちな現代の日本では、「若年性認知症」になる人が増えてきているのです。

 

働き盛りのある日、記憶の中に開いた穴が日に日に広がり、幼児でさえ楽にこなせることができなくなってしまう。。。

 

「若年性認知症になるなんて、自分には絶対に起こらないよ!」

 

そう思っていませんか?

 

 

想像すらしたくないことですが、実は、病院で診察を受けてもうつ病・更年期障害・統合失調症などと間違われるケースが多く、65歳以上になってから、

「若年性認知症でした」と診断を下されることも少なくありません。

 

 

 

今回は、そんな「若年性認知症」の予防法についてみていきたいと思います。

 

まずは、実際に「若年性認知症」になった方の実話からみていきましょう。

 
 
 

 

「若年性認知症」になった高橋さんのケース
 
由紀子さん(60)の夫、高橋健太郎さん(61)=共に仮名=のケースをみていきましょう。

 

普通の会社員だった夫は55歳のとき、職場でパソコン操作があやふやになり、書類作成に手間取り、会議で話が理解できなくなりました。

その後、対人関係を理由に会社を辞めましたが、退職の本当の理由は病気にあったのです。

 

そして、念のためにと思い、近所の脳神経科でMRIや長谷川式簡易知能評価スケールという診断テストを受けたところ、「アルツハイマー型認知症の疑いがある」と診断されてしまったのです。

 

 

 

当初、薬は処方されていませんでしたが、全く改善が見られなかったため、ついに1日2回の薬を飲むようになったのです。ただ、仕事を辞めストレスから解放された後は病状が進んでいません。

現在は、視野が狭まり左端のおかずには気づかないし、お風呂から出ると一度脱いだ下着をまた着てしまったりします。慣れ親しんでいるはずの近所でも迷ったりはしますが、何とかコミュニケーションは取れます。

 

おしゃべりは認知症予防に効果的

 
 
 

 

「若年性認知症」になった吉岡さんのケース

吉岡恵美さん(62)の夫の博之さん(65)=共に仮名=も進行が遅いのですが、「若年性認知症」と診断されました。

(最初はうつ病と診断)

 

「主人は記憶力がよかったのに、59歳のとき、ちょっとしたことを忘れるようになったんです。決定的だったのは、孫娘の誕生日に外食したのを数日後に忘れていたこと。」

 

近所の脳神経外科で診てもらい「うつ病」と言われ、大病院でもやっぱり「うつ病」と診断されたのです。それで、うつ病の治療を始めた博之さん。

ただ、他の病院の先生で「認知症の疑いがある」と言われたこともあったので、もう一度詳しく大学病院で診てもらい「健忘型軽度認知障害・早発性アルツハイマー病の疑いあり」と診断されたのです。

 

その後の判断は早いものでした。

 

すぐに会社に辞表を提出し、妻が仕事、夫が家事の生活に転換したのです。

外にも出たほうが良いということで、認知症患者向け施設で脳トレやフィットネスをしているのですが、その日の予定や持ち物をすぐに忘れてしまいます。

 

夫婦二人で外出していて夫だけ帰宅してしまったり、駅で行方不明になったり、ということもありました。

万一のときのために、お隣さんに家の鍵を渡し、GPSつきのスマホも持たせていますが、幸い、最初に症状が出たときからあまり変わっていません。

 
 
 

 

失業に伴うお金の不安は?

アルツハイマー型認知症で失業した際のお金の保証は?

大黒柱の一大事で収入が途絶えてしまう…

 

 

とても心配なことですが、傷病手当金という制度で退職しても給料の7割が1年半支給されます。

 

また、認知症であれば障害年金を受け取れますし、自立支援医療も利用できます。

 

 ちなみに、障害年金2級であれば2カ月に1回、40万円近くが支給され、住民税もゼロで済みます (個人差がありますので、詳しくはお住いの自治体でご確認ください)。

※ 自立支援医療は認知症でかかる病院代が1割で済むというものです。

 

 

もう一つ、高度障害保険金というものがあります。

例えば、死亡保障2,000万円の生命保険に入っている方であれば、アルツハイマーとわかった時点で2,000万円をもらえる場合があるんです。

 

※ たいていの生命保険の約款には、高度障害状態になったら死亡保険金と同額が支払われると定められています

 

 

 

さて、いよいよここからが「予防法」についてです。

 
 

 

 

「認知症」の予防法
 
まず、

週に3回、1回30分以上の有酸素運動を行いましょう!

 

人を相手に臨機応変に対応する方がいいので、テニスや社交ダンス、ゴルフなどはいかがでしょうか

ただ、人との関わりにストレスを感じてしまう人にとっては逆効果となりますので、その場合はウォーキングやジョギングでいいでしょう

 

ダイエットや認知症予防にウォーキングのススメ

 

オススメは速足で歩くこと。坂道や階段を歩くのも効果的です。舗装された平らな道路ばかり歩いていても、筋肉の一部しか使われません。

砂利道や砂浜など、不安定な地面を選んで歩く方が、筋肉をまんべんなく使うことになり、ボケ防止により効果的なのです。

 

 

そして、できれば、

囲碁や将棋、麻雀も行いましょう!

(人と関わり、頭を使うので非常に良いです)

 

 

また、糖尿病を患うと認知症リスクが高まりますので、

低糖質の食事にしましょう!

 

 

それから、睡眠不足は認知症の卵とも言われています。

不眠気味の人は睡眠薬を使ってでもしっかり寝ましょう!

 

 

 

 

あと、読書なんかもボケ防止に良いのでは? と考えていらっしゃる方も多いかと思うのですが…

 

 

 

本好きはボケが急速に進むという説

読書は健康に良くないという説

知的好奇心の強い方は、自分で新しいことを勉強するのでボケとは縁遠いように思われています。しかし、長年多くの高齢者を診てきたある医師はこう言っているのです。

 

「趣味を持っている人はボケが進みにくいです。カラオケ、料理、絵画、ボランティアなど。歌は、聴くよりも自分で歌うのが好きな人の方が元気です。老人会のおしゃべりなどもいいでしょうね。」

 

高尚な趣味よりも、仲間と楽しむ社交的な趣味の方がボケ予防には良いようです

 

 

何より、歩かなくなるとボケは進行します。毎日の散歩で、外からの刺激を受けることによって身体も脳も活性化するのです。

当然、筋肉量は年齢とともに低下しますから、極端な運動をする必要はありませんが、歩く筋力を保ち続けることが重要なのです。

 

 

一方、読書は頭を使うから「ボケ」予防に良さそうなのですが、この先生曰く「何より、筋力を衰えさせないことが一番。読書をするとずっと座りっぱなしになってしまうので却って逆効果なんです。」とのこと。

 
 
 
 

 

終わりに

うつ病と診断され、効かない薬を飲まされ続けることのないよう、少しでもおかしいなと思ったらきちんとセカンドオピニオンを受けるようにしてくださいね、

正しい診断をされてこそ、初めて今後の生活のプランニングができるのですから。

 

人は誰しも老いるもの。

 

物忘れも少しボケるのも当たり前の自然現象なのですが、「日頃から頭を使っているから大丈夫!」「趣味が読書なんだから自分は絶対にボケないよ!」などと思っていませんか?

 

それよりも、歩く方が断然良いようです。

 

とはいえ、いつも同じところばかりを散歩していてもつまらないですよね。たまには旅行に出かけてみてはいかがでしょうか?

 

楽しくて、笑顔が増えるはずですよ

 

 

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