ADHDの子供が将来困らないための子育て法とは

 

ADHDの子供を「どう指導し教育していったらいいのか」とお悩みの方も多いかと思います。そもそも、親はどのように接していったらよいのでしょうか。

子育てに、「絶対にこうすべき!」というものはないのですが、一般的なADHDの特性を考慮して、「このように育てていったらいい」とされている接し方を以下に紹介したいと思います。

是非、参考になさってください。

 

 

 

 

 (1) 上手に褒めること 

ADHDの子供は、大人から叱られたり友達から仲間外れにされたりと、強い劣等感を抱えてしまいがちです。自分に自信が持てず、普通にしていれば褒められる機会が少ないのです。

このような状況が慢性的に続くと、情緒不安定となり、ADHDの症状がますます悪化することだってあるのです。
そこで、親であるあなたには、上手に褒めてあげてほしいのです。子供が少しでも自信を持てるよう育てていってもらいたいのです。

 

良い行動をしたときはもちろんのこと、できなかったことができるようになったときや、新たなことに挑戦しようとした時など、その場ですぐに褒めてあげましょう。

 

その際は、

  1. 笑顔で
  2. 抱きしめながら
  3. 大きな声で

 

親がこんなにも喜んでいるんだよ、ということをわかりやすく伝えてあげましょう。大げさなくらいの方がいいんです。そうすると、「こんなことをすれば、こんなに褒めてもらえるんだー。よし、じゃあ次もまたやろう!」という気にもなるのです。

ただし、「曖昧な基準」「中途半端な妥協」で接してしまうと逆効果になることもありますので、担当医や専門家たちの指導を受けながら、正しい方法で行いましょう。

 

子供を伸ばす褒める子育て法

 

 

 (2)  具体的な指示をすること 

すでに述べた通り、ADHDの子供にとって「曖昧」「中途半端」「妥協」「適当」な指示は単に混乱を招くだけとなってしまいます。

 

例えば叱るときを考えてみましょう。親は、子供が悪いことをしたときに「ダメでしょ!」「やめなさい」と短い言葉で注意しがちです。

特に、ADHDの子供は何度注意しても同じことをしてしまいます。なぜなら、彼らは「何で怒られているのか」「どうしたらいいのか」がわかっていないからなのです。

 

 

ここであなたが取るべき態度はこうです。

 

「何度、言ったらわかるの!」と感情的に怒鳴ってしまう

 子供が悪いことをしたら子供の側に行き、顔をしっかり見ながら、穏やかな声で「どうしたらよいか」を具体的に指示する

 

 

単に感情的に叱っただけでは「なぜ悪いことをしたらいけないのか」を理解してもらえないばかりか、「これをすると親が自分に注目してくれる」と勘違いし、何度も何度も同じことを繰り返す子供だっているのです。

場合によっては、

好ましくない行動をしているときに敢えて目を反らし、遠くから見守り、良いことをし始めたらきちんと褒める、といったメリハリのある対応をとることも効果があります。

 

ADHDの子供が将来困らないための子育て法とは

 

 

 (3)  子供が興奮している時は冷静に 

ADHDの子供は、強く注意されたり自分の思いが伝わらなかったりすると癇癪 (かんしゃく) を起こしてしまいます。興奮状態やパニック状態になることだってあります。

こうなってしまうと親は困ってしまい、子供の興奮を抑えるのに必死で、一緒になって感情的な態度をとってしまう親も少なくありません。

しかし、ADHDの子供は「注意された」ことや自分の気持ちが人に「うまく伝わらない」ことで不安や混乱が起き、パニック状態になってしまっているのです。

親として、あなたまでパニックになってはいけません。ここは冷静に対処しましょう。

 

まず、子供を落ち着かせるために、深呼吸をさせながら大きい数字から逆に数えさせてみるのも一つの手です。他にも、20分ほど一人にさせてみるのもよいかもしれません。

そうやって、自分の子供に最適な対処法を見つけたらしめたもの。あとは、子供が落ち着いたら「落ち着いてくれたこと」をしっかりと褒めてあげましょう。

 

ADHDの子供が将来困らないための子育て法とは

 

 

 

 おわりに 

いかがでしたか?

 

うまくやっていけそうでしょうか?初めは大変かもしれませんが、少しずつ、子供と一緒にあなた自身も親として成長していくつもりで根気よく頑張ってみてください。

そうすれば、子供もきっとあなたに応えてくれるはずです!

 

最後に…

 

「集中させる」工夫をすることも親としての役割となります。ADHDには、ひとつのことに集中できない「不注意」という症状があります。

彼らは勉強に集中できず、学力が遅れがちになることがよくあるのです。このときの対応としては、子供の気が散らないような物理的な環境を整えてあげること。

 

具体的には

  1. 勉強机を部屋の隅っこに置き、気が散りにくいようにしてあげる
  2. 机の周囲を間仕切りする
  3. おもちゃなど興味を引きそうなものは見えないところに収納する
  4. テレビやラジオは消しておく

 

などです。

ADHDの子供には様々な症状が現れるため、初めのうちはあなたも含めて周囲の人たちは困惑してしまうかもしれません。

しかし、本人は悪気がないのです。甘えや怠けでもないのです。ADHDの特徴なのです。

 

このことをよく理解した上で愛情をもって接してあげれば、子供は精神的にも落ち着けるようになり、少しずつ状態が改善していくことが期待できます。

 

 

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