「投資信託」は最低3年分の運用実績をチェックしよう

 
現在運用されている投資信託の数はおよそ5,000本。その種類も様々です。そんな中から自分に合った投資信託を選ぶのはなかなか大変なことです。

「・・・」

 

投資信託の運用対象もまた様々です。そこで、購入前にあらかじめ「投資目標」はしっかりと決めておきましょう!お子さんの「教育資金」なのか、ご自身の「老後準備金」なのか、あるいは「家族で海外旅行」が目標でもいいでしょう。

いずれにせよ、明確な目標があってこそ投資にも真剣になれます。ゴールが違えば当然、必要となる金額も違ってきますし、リスクの取り方も随分と違ってきますからね。

 

 

さて、これまで

初心者向け「投資信託」の選び方【概要】① 自分のリクス許容度に合った「投資信託」を選ぼう

②  純資産残高の少ない「投資信託」は避けよう(ベビー&マザーファンドについて)

③ 「投資信託」は信託報酬と販売手数料の安さで絞り込もう

 

とみてきましたが、

 

今回は「運用実績 (成績)」の大切さについてみていきます。ファンドの過去の運用成績についてはきちんとチェックし、把握しておくべきなのです。

もちろん、過去の実績がそのまま今後に反映されるとは限りませんが、安定して実績を上げ続けている安定性の高い投資信託のほうが信頼できますし、安心ですよね。

 
 

 

 

3年以上の運用状況を確認すること

運用成績を見るときに気をつけなければならないのは、設定されてから3年経っていない (新しい) 投資信託です。運用成績を比較する上で、その期間が3年未満では十分な判断ができません。

 

残念ながら直近1年間の運用成績ではうまく判断できないのです。たまたまその1年が好景気に沸いていた年…だったかもしれないので・・・。

最低でも3年、できれば5年以上の運用状況を確認したいところです (これは、標準偏差でみたリスクの小ささとも関連する部分ですね)。

 

 

新発売の投資信託は華々しく宣伝されることが多いので目につきやすいのですが、実績も資産規模もどうなるかわかりません。

初心者は少し様子を見ることをおすすめします

 
 
 

ベンチマークや似ているファンドと比較する

また、運用成績を見るときは、「何%あがった」「何%さがった」という収益率のほかに、ベンチマーク似ている投資信託との比較も大いに参考になります。

 

ちなみに「ベンチマーク」とは、その投資信託が運用の「目安」としている指数のことです。ベンチマークを見れば、それがどんなタイプの投資信託なのかがだいたいわかります。

 

例えば、自分が持っている投資信託の運用成績が良かったのか悪かったのかを知る一番簡単な方法は、純粋に1年前と比べて何%上がったのか下がったのか、という判断でしょう。

 

 ただし、これではファンドマネージャーの腕が良かったのか、相場が良かったのかはわかりません。このときに使うのが「ベンチマーク」です。

 

 

※ ここでは、ベンチマーク = インデックス と覚えておきましょう

 

※ つまり、TOPIX (東証株価指数) や日経平均株価のことですね

 
 

要は、ベンチマーク (インデックス)はその市場の平均とみなされることから、その指数に対して上回る運用成績であればファンドマネージャーの腕が良かったと言えるでしょう。

 
 
 
 

まとめ

「過去の実績は未来に関係ない」という専門家も多くいますし、ここは意見の分かれるところでもあります。ただ、少なくとも、(初心者の方は) 新発売の投資信託はしばらく様子を見た方がいいでしょう。

そして、結果の良すぎる投資信託は、その分リスクを大きくとって運用している可能性があるということも覚えておきましょう。

 

投資信託の値動きの大きさは、「標準偏差」でチェックできます。この「標準偏差」の数値が大きい投資信託ほど値動きが大きい投資信託であるといえます。

基準価額の動きが大きい投資信託は長期的に安定した高い収益が出せない可能性が高いとも判断されます。

 

リスクとリターンの関係性が非常に難しいところではありますが、最初に決めた「投資目標」に沿って、小さいリスクで大きなリターンを目指しましょう!

 


 

※ この記事は④ (シリーズ第4回目)です。

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⑤ 「投資信託」は分散投資を行うべしはこちら
 

 

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