投資初心者に伝えたい!絶対に必要な心構え

 
これまでは、普通の人が銀行・郵便局を利用して、預貯金以外でお金を貯める方法といえば貯蓄型保険が一般的でした。

しかし今、マイナス金利の影響で貯蓄型保険商品は続々と販売休止になってきています。

 

「保険でお金を貯めることができない」となると、各種投資に目を向ける人も増えてくることでしょう。現在利用している銀行や郵便局から、「貯まっているお金を運用しませんか?」と持ちかけられる機会も増え、「どうしようかなー」と検討中の方もきっといるはず。

しかしながら、「投資」に元本保証はありません。リスクがあって当然の世界です。

 

そこで今回は、投資についてよく学び、少しずつ少額から慣れていってもらうため、まずはその基礎となる「心構え」について提案させていただきます。

 

 

 

 

 はじめに、投資の失敗例を押さえておこう! 

投資失敗の代表的な例として、団塊世代の退職金投資が挙げられます。

彼らの多くは、退職を迎え始めた2005年~2007年頃、退職金が振り込まれた銀行から投資信託を購入していました。当時、日経平均は12,000 円から18,000円へと上昇し、株式市場は賑わっていたので致し方なかったとも言えるでしょう。

 

しかし現実には、2007年のサブプライムショック、2008年のリーマンショックの影響を受け、保有している投資信託が購入時の半分以下に目減り…

退職金というデカいお金が吹っ飛んでしまったのです。

 

なぜ?

 

運が悪かっただけ?

 

いえ、そうではありません。失敗の理由は一言で言ってしまえば「勉強不足」です。投資に対する知識やリスクコントロールする術を学ばず、ただ「儲かりそう」という理由で投資してしまったことが良くなかったのです。

 

投資の世界はあくまでも自己責任!

 

家計のお金を投資に回すことに対しては、NISAの導入といったように国自体も推奨しています。しかし、その為には学ばなければならない事もたくさんあります。

 

その前提として必須の心得とでも申しましょうか、「投資をする際に絶対必要な心構え」を以下でみていきましょう!

 

 

 

 投資をする際に絶対必要な心構え 

投資初心者に伝えたい!絶対に必要な心構え

 

◆心構え①:失っても困らないお金で始める

資産形成の基本は仕事と貯蓄です。仕事でお金を稼ぎ、貯蓄をすることで初めて投資の種銭を持つ事ができます。このこずかい的な余力の部分で「どれくらいのお金を運用に回せるか」をしっかり見極めましょう。

 

投資では、毎月コツコツと積立投資することが基本スタイルです。

 

 


◆心構え②:投資の基礎を学ぶ

投資はリスクではありません。ただ、投資を学ばないことが絶対的なリスクなのです。投資を深く学び、リスクコントロールを行う事が重要なのです。

投資信託を利用しての資産形成はとても良いことなのですが、投資信託は「株・債券・不動産」といった金融商品の組み合わせであり、かつ多くの海外資産も組み込まれています。

 

従って、ドルやユーロといった投資信託に組み込まれている国の為替の影響も大きく受けるため、「株・債券・不動産・為替」について学ぶことがとても大切なのです。

経験の浅いうちは目先の損得だけに惑わされ、客観的に物事を捉えられません。常識を持ち客観的に物事を判断できるようになるには、実は「経験を積む」ことでしか養われません。

 

小さな失敗と成功を繰り返すことによってのみ、客観的な視点で物事を判断できるようになるものなのです。

 

 


◆心構え③:分散投資は必須

まずは、預貯金・保険・不動産(マイホーム)・金融商品というように今ある資産を分けてみましょう。次に、金融商品の部分を分散していきます。ここで資金を一つの銘柄に集中させてはいけません。

資産形成の基本は「積立投資」です。積立投資の良い面は「時間を分散」することができる点。金融商品の値段は絶えず変化しますので、毎月1万円というように一定額をコツコツと積み立てるように買っていくことが一番良い資産形成の方法なのです。

 

 


◆心構え④:あなたの価値観を大事に

東日本大震災が起きた時、原発銘柄は大きく値下がりし買いチャンスとなりました。しかし、原発関連企業の株を買うという事は、原発を推進し応援する事に繋がります。

あなたは本当にそんなことを望んでいますか?

 

どんなに安くても、あなたの意志に反する行動は慎むべきだと思うのです。自分の価値観に合った投資先を選ぶこと。このことは、投資を長続きさせるための大切なポイントでもあります。

欲望や目先の損得だけに惑わされない「自分」を持って投資をすることも大事なのではないでしょうか。

 

 


◆心構え⑤ :分からないモノには手を出さない

投資の世界には、少なからず「詐欺」商品も存在します。これら詐欺商品の特徴は「儲かりそうで仕組みが分かりにくい」ことです。

「何にお金を使っているのかよくわからない」というのはお金の使い方で一番やってはいけないことですよね。自分が理解でき、納得できるモノを選択していく事が大事なのです。

 

 

 

以上

 

「投資をする際に絶対必要な心構え」をお伝えしてきましたがいかがでしたか?

 

投資と前向きに付き合うことができれば、地に足の着いた資産形成をすることができ、より多くの豊かさと幸せを引き寄せることができるのではないでしょうか。

 

 

 


最終更新日:2017/11/29