「個人型確定拠出年金」の基本・オススメ・始め方

 

個人型確定拠出年金 (iDoCo) は自分で作る年金です。どこで始めても同じ…というわけではありません。証券会社や銀行によって取り扱っている金融商品の種類に違いがありますし、何より、手数料にも差があります。

特に重要なのが「運用期間中にかかる手数料」です。

 
 
ちなみに手数料には

・国民年金基金連合会への手数料(103円/月)
・事務委託金融機関(信託銀行)への手数料(64円/月)
・運営管理機関(証券会社)への手数料(0~475円/月)

の3つがあります。

 
 
つまり、

どこでどのように運用していくのかをしっかりと見定めておかなければ、後で後悔すること必至なのです。(仮に30年間の運用を考えてみると、手数料だけで20万円もの違いが出てきたりします。こうしたところは無駄を抑え節約したいですものですよね。

 

 

また、目には見えない部分ですが、運用する投資信託にかかってくる信託報酬も運用コストとなります。そのため、手数料は判断材料の一つではありますが、もう一つ、「取り扱い可能な運用商品が魅力的である」という観点も非常に大切になってきます。

 

 

 

オススメは楽天証券かSBI証券

色々と比較・検討した結果、2017年の時点において、個人型確定拠出年金を利用する上でお勧めできるのは楽天証券かSBI証券くらいです。

それぞれを簡単にまとめると下記の通りです。

 

◉ 楽天証券のサービス

・10万円以上の残高で手数料無料
・人気のバランスファンド「セゾングローバルバランスファンド」を扱っている
・楽天証券の総合口座と資産を一元管理可能

 

楽天証券の口座開設後に「個人型確定拠出年金」のタブから申し込みが可能となっています
 
 

◉ SBI証券のサービス

・長年のサービス提供・実績があるため安心感がある
・取り扱い投資信託数が多い
・低コストのファンドも多い
・50万円以上の運用資産があれば手数料は無料

 

各証券会社は時期によって「加入・移管・口座管理手数料無料」などのキャンペーンを行なっていたりします。そのようなタイミングで加入をご検討されてみてはいかがでしょうか

 

 
 
以上のように、

楽天証券もSBI証券も甲乙つけがたいサービス内容となっているのですが、「10万円からの残高で手数料が無料」になる楽天証券の方が敷居が低くとっつきやすいかもしれませんね。

 

一つの目安としては、

株や投資信託への投資は個人型確定拠出年金だけで十分という方はSBI証券、老後の年金づくり以外にも資産運用を考えているという方は楽天証券で検討されてみてはいかがでしょうか。

 

もちろん、随時各社とも競争し、より良いサービスを提供してくれるはずですので、多少面倒かもしれませんがじっくりと複数社を比較してもらえればと思います☆

 

 

 

まとめ

個人型確定拠出年金は、(現時点では) 現在加入資格のある方で、企業年金(確定給付年金)のある会社への転職可能性がない…という方にとって大きなメリットのある制度なのですが・・・

旧来の大企業でも確定給付年金から企業型確定拠出年金へと移るところが増えており、(将来的には) この点はあまり気にしなくてもいいであろうと思われます。

 

長期的な資産形成や老後資金を貯めるという目的がある方で、加入資格を持っている方にはぜひ活用していただきたい制度です。

まずは、各証券会社や銀行が提供している情報を比較・吟味・検討し、資料請求するところから始めていただければと思います。

 

 

 


最終更新日:2017/12/01