自律神経失調症の症状と思われる原因不明の胃痛腹痛緩和法

 

自律神経失調症の症状は多種多彩で、どのような症状がどこに現れるかは人によって違います。「症状が現れた」かと思えばすぐに消え、またしばらくして現れたりすることもあるのです。

それまでとは違う別の症状が現れることもあります。自律神経失調症の最大の特徴は 不定愁訴 をもたらすことなのです。

 

 不定愁訴とは、症状が定まらずあれこれ起こること

 

・・・

 

医師 :「原因不明ですね〜。もうしばらく様子を見てみましょう。」

患者 :「・・・」

 

病院でこんなことを言われた (長期で謎の) 腹痛や胃痛の経験、ありませんか?

 

これ、もしかしたら自律神経失調症のせいかもしれません。

 

 

 

 

すぐできる痛みの緩和法

自律神経失調症が原因で現れやすい症状のひとつに腹痛があります。何か悪いものを食べたり暴飲暴食をしたわけでもないのに腹痛が続く…という症状です。併せて、膨満感、お腹の張り、便秘、下痢などの症状を伴うこともあります。

 

痛みを和らげるには…

自律神経失調症による腹痛の場合には、その治療を進めていくことで腹痛も軽減されます。しかし、自律神経失調症は薬を飲んで手術をすればすぐに治るという種類の病気ではありません。

適切な体質改善を行いながら、じっくりと長期戦で治していかなければならないのです。そのため、どうしても「腹痛が辛いっ!」というときには、一時しのぎではありますが、腹痛用の薬を服用し痛みを緩和させてください。

 

 

自律神経失調症の症状と思われる原因不明の胃痛腹痛緩和法

 

そして、

薬以外で出来る痛みの緩和方法として以下のような方法があります。

 

 

①   “蒸しタオル” 温熱療法

普通のタオルを水で濡らし、固く絞ります。それを4つにたたみ、電子レンジで1、2分ほど温めます。そのタオルをおへそ辺りや腰の真ん中に当てます。これを、痛みがあるときだけでなく、痛みが落ち着いているときにも時々行うとよいでしょう。

 

②  立位法

ただ「立っておく」というのも有効な対策の一つです。座っている時よりも立っている時の方が腹圧が下がり楽な時があるのです。是非お試しください。

 

③  横になる

「立って」ダメなら横になってみましょう。「立位法」同様、腹圧が下がります。れっきとした対処法として専門家も勧めていますのでご安心を。

 

④  ニンニクを食べる

ニンニクが体に良いことは周知の事実ですが、ニンニクは疲労回復、便秘、下痢、ストレスの緩和、安眠、免疫増強作用、自律神経調整、胃弱、胃潰瘍、鎮静効果など、弱っている体にとってとても良い食材なのです。

実際、私もキムチ (ニンニクが入っています) をほぼ毎日食べていますし、焼きニンニクやもつ鍋 (これにも大量のニンニクが入ります) をよく食べています。

 

つまり、死ぬほどニンニクを食べているんですっ!

だから元気 ☆

 

自律神経失調症の症状と思われる原因不明の胃痛腹痛緩和法

 

その効果たるや、

 

 風邪をひきにくい

 ぐっすり眠れる

 

 

人によっては

「頭痛が緩和された」「以前よりも元気になった」「胃痛が和らいだ」などなど…

 

騙されたと思ってニンニクを食べてみてくださいね。

 

 

 

 

急性胃腸炎や他の病気の可能性も

「胃痛や下痢の症状が続く場合どうすればいいですか?」という方もいらっしゃいますが、ここで注意が必要です。

腹痛・胃痛・下痢が、自律神経失調症から来ているものだと自己判断で決め付けてしまうのは危険だということ。

 

もしかすると、体に何らかの異常があって起きているかもしれないのです。例えば、急性胃腸炎の可能性も考えられます。食生活の乱れストレス喫煙など、様々な要素により胃の粘膜が傷つき、胃痛や下痢の症状が出るというものです。

このほかにも、自律神経失調症ではなく別の重大な病気がひそんでいる場合もありますので要注意です。実際、自律神経失調症で起こり得るあらゆる症状は、腹痛や胃痛・下痢に限らず、重大な病気の前触れとして現れる症状にも似ています。

 

ですので、不快な症状が長く続いたり不安な場合には、一度きちんと病院で検査を受けるようにしましょう。そうすることで早期発見できますし、無駄に不安を抱えて精神的に落ち込んでしまうリスクも回避できます。

 

自律神経失調症の症状と思われる原因不明の胃痛腹痛緩和法

 

 

 

 

自律神経失調症で心が不安に

自律神経失調症になると、精神的にまいってしまい不安になりがちです。必要以上に身体的症状にこだわり過ぎてしまうことも少なくありません。

まずは、きちんと病院で調べて、不安な要素を取り除くことが大事です。自分の症状が自律神経失調症なのか、それとも他の病気からきているものなのかを知ることから始めましょう。

 

検査の結果、「原因不明ですね〜」と、特にこれといった胃痛腹痛の原因が見つからない場合には、自律神経失調症である可能性も考えられますので、一度、専門医に相談してみてください。

 

病気を特定した上で、自分に合った治療法を見つけることが大事です。

 

自律神経失調症の症状と思われる原因不明の胃痛腹痛緩和法

 

 

最後に、自律神経失調症の可能性もあるその他の症状を以下にまとめてみました。ご参照までに。

 

 

 

自律神経失調症の代表的な症状

 

🔵  しびれ
「特に異常なし」と診断され、しびれが続くようなら、自律神経失調症の可能性があります。
🔵  めまい
自律神経失調症の不快症状の1つとして、めまいの症状も挙げられます。
🔵   腰痛
ただの腰痛だと思っていたのに、その原因が実は自律神経失調症だったということもあるようです。
🔵  肩こり
なかなか解消されないその肩こりは、実は自律神経失調症という病気のせいかもしれませんよ。
🔵  微熱
少し疲れた時や体調が悪い時など、微熱が続く…原因は自律神経失調症かも。
🔵  吐き気
吐き気も自律神経失調症の症状のひとつです。
🔵  頻尿
頻尿の原因はいろいろありますが、自律神経失調症の場合でも頻尿の症状が出ることがあります。
🔵  筋肉痛
過度な運動もしていないのに筋肉がこわばったり痛みがあるという場合、自律神経失調症の可能性が・・・

 

 

 


最終更新日:2017/11/28