食中食後の胃痛、原因は胃潰瘍じゃないかも

ご飯を食べると必ず胃が痛む、ということありませんか? これは胃潰瘍の典型的な症状の一つですね。しかし、胃潰瘍になるとなぜ「食後に胃が痛む」のでしょうか?

そして

その痛み、必ずしも胃潰瘍だとは限りません。他の病気の可能性だってあるのです。

 

そこで今回は、前半は「胃潰瘍」について、後半は「他の病気の可能性」についてお伝えしていきたいと思います。

 

① 食後の胃痛は「胃潰瘍」の可能性

食事中や食後に、みぞおち (おへその上) 付近が痛む…。「鈍い痛み」「うずくような痛み」あるいは「やけるような痛み」…

このような症状は胃潰瘍の典型的な特徴です。ほかにも、おなかの張りや胸やけ、吐き気、嘔吐、げっぷ、食欲減退といった症状もみられます。

 

《胃潰瘍の原因》

胃潰瘍は、なんらかの原因によって胃の粘膜や胃壁が損傷する疾患で、ひどい時には潰瘍が完全に胃壁を貫いてしまうことだってあるのです。

食べ物が胃の中に入り、潰瘍部分を刺激してしまうため、食中・食後に痛みを感じるというわけです。
 
この何とも憎たらしい潰瘍を引き起こす主な原因は、「ピロリ菌」「非ステロイド性の消炎鎮痛剤」そして「ストレス」が考えられます。

また、慢性胃炎を繰り返していたり、急性胃炎が悪化したりすることでも胃潰瘍になるケースがありますので気をつけましょう。

 

食昼食後の胃の痛み、原因は胃潰瘍?

 

《胃潰瘍は早期治療が大事》

胃潰瘍かどうかの診断は、バリウム検査内視鏡検査によって行われます。浸食はどんどん広がり、症状が進行すると吐血下血といった出血がみられる場合もありますが、ここまでいくと潰瘍はかなり悪化した状態ですので、すぐに病院で診察を受けてくださいね。

 

《胃潰瘍患者の8割はピロリ菌に感染》

胃潰瘍患者のおよそ8割はピロリ菌に感染していると言われています。ピロリ菌は胃粘膜を破壊する強い細菌です。そのため、胃潰瘍の治療にはピロリ菌の除去が絶対に必要となってきます。

 

《胃潰瘍と診断されたら生活習慣を見直そう》

ストレスや暴飲暴食、アルコールの過剰摂取、喫煙などは胃に相当の負担をかけますので、胃潰瘍と診断されたら即、今までの生活習慣を一から見直し改善していってくださいね。

 

「あれっ、胃カメラなどの検査で異常なし?」

 

「胃潰瘍じゃない?」

 

「でも、胃もたれだってするし胃痛を感じるんだけどなー」

 

「じゃあいったい何なんだ?これは?」

 

病院で異常なしと診断された胃痛の原因は?
 
 
② その胃痛、「機能性胃腸症」かもしれません

胃もたれや胃痛など、胃の不快感に悩まされてはいるものの、胃潰瘍じゃない?そんな方は、機能性胃腸症の可能性があります。

 

機能性胃腸症とは

検査の結果「異常なし」と診断されたにも関わらず、「胃もたれ」「胃痛」を感じる症状を「機能性胃腸症」と言います。

最近まで、こういった症状は「胃けいれん」「慢性胃炎」「神経性胃炎」などと診断されてきましたが、胃の運動機能に障害が起こり胃痛を感じるれっきとした病気です。

 

でも、胃の粘膜には異常がない…

どうして機能性胃腸症になるのでしょうか?

 

《機能性胃腸症の原因は?》

原因は未だ解明されていませんが、「胃酸の出過ぎ」「食生活の乱れ」「強い肉体的・精神的ストレス」が影響を及ぼしていると考えられています。

極度の緊張状態が続くことによって胃の機能が低下し、胃もたれや胃痛を引き起こすと考えられていますので、そういった意味ではまさに現代病の一つと言ってもいいのではないでしょうか。

 

《機能性胃腸症の症状》

・胃もたれ

・胃痛

・すぐ満腹に感じてします

・みぞおちが痛い

 

機能性胃腸症の原因と症状

 

《機能性胃腸症の治療法》

機能性胃腸症の疑いがある場合、X線検査や内視鏡検査、血液生化学検査、超音波検査などを行い、胃の内部の状態を調べます。

そして「機能性胃腸症」と診断された暁には、「薬物療法」と「生活改善」で治療を行っていきます。薬物療法では、機能が低下したり過敏になったりしている腸の働きを正常な状態に導く「消化管運動機能改善薬」、胃酸の分泌量を抑制する「胃酸分泌抑制薬」、そして緊張や不安などストレスに働きかける「抗不安薬」などが処方されます。

 

まとめ

人間の体はかなりタフにできているようで実はとっても繊細なもの。ストレスの多い現代社会においては、うつ病のような精神疾患から機能性胃腸症などの身体的疾患まで、ありとあらゆる弊害が出てくるわけなんですね。

だからこそ、様々な工夫を凝らしてなるべくストレスを溜め込まないようにしたり、食生活を改善させていく必要があるのです。

 

まずは、一日三食規則正しく食べること、暴飲暴食しないでゆっくり咀嚼して食べること、そして、消化に良いものを食べることを強くオススメします。

 

胃が痛いと何にも楽しくありませんからね。

早く治して質の良い睡眠をしっかりとってくださいね

関連記事: