トランスジェンダーの人が直面する職場での現実と世界で活躍する有名セレブたち

 

トランスジェンダーとは、ラテン語で「乗り越える」「逆側に行く」を意味する「トランス」と、英語で「社会的性別」を意味する「ジェンダー」を合わせた合成語です。

近年、LGBTという言葉をよく見聞きするようになってきました。これは、レズ・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの略です。

 

多くの人にとって、この中で一番聞き慣れない言葉、それがトランスジェンダーではないでしょうか?トランスジェンダーとは、一般的には生まれた時の性別と自分で認識している性別が異なる (心と身体の性別が一致していない) 人のことを意味します。

「性同一性障害」とも似ていますが、同じではありません。トランスジェンダーと性同一性障害の違いは、簡単に言うと、心と身体の性別を一致させたいと願っているかどうか、ということになります。

 

トランスジェンダーの方の中には、性転換手術を望まない人もいますので、そういう意味で、トランスジェンダーという言葉は性同一性障害という言葉よりもより広義に使われています。

現状日本では、性別適合手術を受けたり戸籍の変更をするためには、「性同一性障害」と医師から診断を受けることが条件となっています。

 

 

 

 


トランスジェンダーの人が直面する職場での現実

ある調査によれば、トランスジェンダーのおよそ6割の人は職場で差別を受けたことがあるそうです。中には、そのために仕事を辞めざるをえなかった人もいます。そんな状況ですから、当然、同僚に隠す必要性を感じている人が多いという現実もあるわけです。

彼らは、間違った性別で扱われることで、非常に傷つき、悩み苦しんでいます。これは、ジェンダー・ディスフォリア(性別違和)と呼ばれる心理的状態で、多くのトランスジェンダーの男性や女性が、自分自身でいることを受け入れてもらえないストレスと心の傷から、この症状に悩むのです。

 

悲しいことに、少なくないトランスジェンダーの人たちの自殺未遂は、このジェンダー・ディスフォリアが原因なのです。

しかしながら、どんな状況の人であっても受け入れられる社会であれば、世界は誰にとっても生きやすいものになるはずですよね。なんとかして、お互いを受け入れることのできる優しい社会をつくりたいものです

 

 

 

 


トランスジェンダーとして有名なセレブたち

元オリンピック選手 (十種競技の金メダリストとして功績を残している有名な元陸上競技選手) のケイトリン・ジェンナーさんは男性として生まれたけれど、実はトランスジェンダーの女性です。

 

 

5歳の頃から女性としての認識があったそうで、2015年にテレビ番組を通してトランスジェンダーであることを公表。その後、女性の姿で雑誌の表紙を飾ったことが世界中で話題になりました!

彼女は Arthur Ashe Courage Award や Glamour’s Woman of the Year Award など数々の賞を受賞しており、トランスジェンダー女性としての新生活をリアリティショー『I Am Cait』でも紹介しています。

 

性転換手術を済ませていますが、子供や孫たちとの関係は良好のようです。

 


 

皆さんは、2016年にエミー賞を受賞したアメリカのホームコメディ・ドラマ『モダン・ファミリー』にトランスジェンダーの子役が出演したことをご存知でしょうか?

8歳のトランスジェンダーであるジャクソン・ミラーカーさんは、同性婚カップルの娘リリーの友達役を務めたそうです。興味のある方は観てみてください。

 

近年、ゲイやトランスジェンダーがオープンに描かれるようになったハリウッドですが、トランスジェンダー俳優がキャスティングされる機会はまだまだ少ないと言われています。

映画『Anything』でマット・ボマーがトランスジェンダー女性を演じていることが明らかになった後、本物のトランスジェンダー俳優の仕事を取り上げているとバッシングが起きたのは記憶に新しいですね。

 


 

最も成功しているトランスジェンダー・モデルとして有名なカルメン・カレラさんは、アメリカの人気テレビ番組『ル・ポールのドラァグレース』に出演し、ドラァグクイーンとしてトップに輝いたことで一躍有名になりました。

 

 

あまりに美しいことから、「モデルに起用してほしい」とファンの署名活動が行われたほどです。幼い頃は、同性が好きな「ゲイ」と自認していたようですが、やがて自分の中に女性としての性が芽生え性転換をするに至ったそうです。

そして2015年、手術する前から長年お付き合いをしていたエイドリアン・トレスと結婚。実はふたり、アメリカの人気リアリティ番組「COUPLES THERAPY(原題)」に出演していて、結婚式の様子をテレビ放送した初のトランスジェンダーとしても有名です!

 

 

トランスジェンダーの権利活動家として知られるジャネット・モックさんは、“下層階級かつ有色人種のトランスジェンダー“として生まれついた自身の壮絶な人生を赤裸々に綴った著書「Redefining Realness(原題)」を出版しています。この本はたちまちベストセラーとなり、各方面から支持を受けています。

 

「自分の経験を書き、話すことは、最終的に過去を受け入れる後押しになったわ。そして私が、かつてチャールズという名でたまたま男の子として生まれてきちゃったという事実を迎え入れるきっかけにもね。」

 

 


 

YouTubeやInstagramで数百万人のフォロワーを持つビューティブロガー、ジジ・ゴージャスさん。活動を開始したのは2008年、男性としてメイク法を紹介するなど、当時はゲイとして自認していたそうです。

 

 

その後、女性として生きる道を選択。ただし、トランスジェンダーの女性ではあるものの、現在の恋愛対象は女性ということで、何が何やらよくわかりません。

元々の身体は男、性転換手術をして女性に。でも、今の恋人は女性。つまり、恋愛指向はレズビアンのようです。とっても複雑ですねー。

現在、彼女はモデルや女優としても注目されていて、ユーチューバーという枠組みを超え、パワフルに活躍しています。

 

 


 

 

若干19歳にしてブラジル版「ELLE」の表紙を飾り、さらにはトランスジェンダーとしてフランス版「VOGUE」初の表紙モデルに起用されたヴァレンティナ・サンパイオさん。

 

 

抜群のプロポーションとエキゾチックな美貌を持つヴァレンティナさんの今後の活躍にも期待しましょう!

 

 

 

 


まとめ

多様化が進み、あらゆる性に対する意識も変わりつつある現代社会においても、協議されるべき問題はまだまだ山積みです。すべての人が生きやすい社会にしていくためには、11人が正しい知識を身につけ、偏見や差別をなくし、理解に努めていくことが大切なようです。

身体と心の性自認が異なる「トランスジェンダー」。

 

“人とは違う“ という偏見により様々な困難に直面しながらも、それらを乗り越え、輝かしい功績を挙げる人たち。彼らの未来はきっと明るいはずです

 
 

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